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横浜市南区の整形外科クリニック

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お知らせ●平成19年10月2日●


◆「区老連みなみ」第35号 平成19年8月1日号

変形性膝関節症について

変形性膝関節症というのは、加齢や外傷(小さな外傷も含みます) 、
炎症などにより膝関節の関節軟骨が減少していろいろな膝の変形をもたらすと同時に
痛みや水がたまることや動きの制限などをもたらす病気です。

膝が痛くなる原因として、高齢、女性、肥満、O脚等が関係があると言われています。

関節軟骨の磨り減る部位は、大きく分けて内側の大腿脛骨関節と外側の大腿脛骨関節、
それに膝蓋大腿関節の三つがあります。

最も日本人に多いのが内側型です。
膝の内側の関節が磨り減り徐々にO脚になります。この為膝の内側に痛みがあります。

次に多いのが、内側型と膝蓋大腿関節型の混合型です。
膝蓋大腿関節型は、膝のお皿の裏の関節軟骨が磨り減る病気で、
とくに膝を深く曲げるような行為、たとえば座席の低い自転車に乗ったときや
階段を昇るとき、あるいはしやがんだりしたときに痛みを覚えます。

また、階段を降りるときや下り坂でも、大腿四頭筋が収縮するため膝のお皿の骨が
大腿骨に押し付けられて痛みが生じます。

痛みを増強させない為には

@正座は避ける。
Aあまり太らない。
B階段や坂の昇り降りの回数を減らす。
C痛みが強いなら杖や手すりを使う。
D冷やさないなどが重要です。

物理療法として、痛みの緩和、柔軟性の向上などがあります。
主にホットパック、極超短波、レ−ザ―、風呂、シャワ−などが有ります。
また関節の動きを改善する目的で、温めた後に、痛みの無い範囲で膝をゆっくりと
伸ばしたり、曲げたりすることも重要です。

痛みがあるのに無理して行いますとあとで余計に痛くなってしまいます。
変形性膝関節症にとって大腿四頭筋は膝を安定化させるために大切な筋肉です。

筋肉の強化訓練が自分で行うリハビリになりますが、
フィットネスクラブなどにあるマシーンを使って座ったまま負荷をかけて膝を伸ばす方法と、
仰向けに寝て足首に負荷をかけ、膝を伸ばしたまま下肢を一〇センチ上げる方法の
二通りがあります。

膝蓋大腿関節の症状のある方は、決して前者の方法を行ってはいけません。
痛みが増強してしまうからです。

このような方は、仰向けで行う方法を選択してください。
またその際、腰痛をもっている方は、反対側の膝を立てて行うことが大切です。

またその他の運動療法として、水中運動(歩行、水泳)、ウォ−キング、ゴルフ、テニス、
スポ−ツジムの機器を用いた訓練等痛みが無い範囲での運動は
全てを積極的に行ったほうが望ましいと考えます。

また上記の方法を用いても膝の痛みが軽減しない場合には、
湿布を貼ったり、痛み止めの薬を服用したり、
時には関節の中にヒアルロン酸の注射を行ったりします。
また膝関節の痛みがひどい場合に装具や手術なども必要となる場合があります。

まずは、痛みの無い範囲での運動と、お風呂の中で、良く温まった後に
膝をゆっくりと曲げたり伸ばしたりして下さい。

参考文献
黒澤 尚 日整会誌79:793-805,2005
大成克弘 新常識ダイエット たま出版2004

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